京都御苑は、江戸時代二百もの富豪や公家の邸宅が立ち並ぶ町でした。現在では国民公園として位置づけられ、御所と一体となった景観を維持しつつ、散策や休養等の場として親しまれています。御所も通年で一般公開されており、葵祭や時代祭も行われ、四季折々にその風情が楽しめます。

新島襄、妻八重の私邸で、平成25年大河ドラマ「八重の桜」で話題となりました。日本人のために建てられた和洋折衷の木造二階建住宅として、また、同志社創立者の旧居としての価値が認められ、昭和60年 (1985) に京都市指定有形文化財に指定されました。

京都御苑東側にあり、三条実葛公と三条実美の父子を御祭神とされています。別名「萩の宮」と呼ばれるほどに萩の名所として知られ、晩秋には紅葉も綺麗に映えます。境内には京都三名水のひとつである「染井の井戸」があります。

臨済宗相国寺派の大本山であり、京都五山第二位の名刹。室町幕府三代将軍足利義満により創建され、夢窓疎石を開山としています。実は歴代足利将軍により創建された鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣はこの本山相国寺の塔頭寺院です。境内には相国寺、金閣、銀閣に伝わる多くの国宝、重要文化財が展示されている承天閣美術館、そして特別拝観時に公開される開山堂の庭園、法堂の鳴き龍など見どころ満載です。

平安京遷都に貢献した和気清麻呂公、和気広虫姫を御祭神とされ、京都ガーデンパレスのおとなりです。足萎えで立つことも困難であった清麻呂公がイノシシの守護により不思議と立って歩けるようになった故事に因んで、狛犬ではなく狛イノシシが建てられ、また足腰にご利益のある神社とされています。

もとは天慶年間（938～947）に比叡山延暦寺の中興の祖　元三大師良源によって船岡山の南に創建され、その後、天正元年（1573）現在の京都御苑東側の寺町通に移りました。紫式部の邸宅跡にあり、「源氏庭」と呼ばれるお庭に夏季の間、紫の桔梗が花開きます。

陰陽師として活躍した安倍晴明公を御祭神とされ、近年の一大ブームもあり大変人気を集めています。晴明公の屋敷跡に建ち、境内には再現された旧・一條戻橋や晴明公が念力により湧き出させた井戸「晴明井」などパワースポットとしても話題です。

聖徳太子によって創建された紫雲山頂法寺は通称「六角堂」と呼ばれ、その名のとおり本堂を上空から見ると六角形の形をしています。境内の敷石の中央には京都の「へそ石」と呼ばれる旧本堂の礎石があり、昔も今もここが京都の中心とされています。

茶道家元裏千家の茶道研究の中心機関となるよう設立された資料館。茶碗、花入、掛物など、茶道具の名品や美術工芸品、歴史的な文書が展示され、また館内では呈茶を受けることができます。茶の湯の本場で日本文化を体感してみてはいかがでしょうか。

江戸時代創業の老舗香木店。平安時代からの「日本の香り文化」を京都の地で正統に伝承されています。香木、線香、匂い袋から香炉などお香に関する商品を取り揃えておられます。また、香りを聞き分ける聞香（事前予約申込制）を体験することもできます。

くみひもとは奈良時代に中国より巻物などの飾り紐として伝わったもので、京都文化とともに成熟し、京くみひもとして現代では帯紐などの和装用に、さらにはアクセサリーなどにも用いられています。安達くみひも館では資料展示館の他に実際にくみひもを体験できる教室（事前予約申込制）も開かれています。

時代劇のオープンセットが広がる村内では時代劇の撮影が行われ、その舞台裏も見学できます。さらには憧れの時代劇スターに扮装できたり、忍者ショーや東映キャラクターショーなど迫力のアトラクションもあり、家族で一年中遊べるスポットです。

1903年（明治36年）に日本で2番目に開園された歴史ある動物園。ニシゴリラをはじめ、ゾウ、キリン、ライオン、レッサーパンダなど約130種を飼育しています。

内陸型としては国内最大級を誇る京都水族館。海のアザラシやペンギン、イルカパフォーマンス、京都盆地に流れる鴨川の生態系の展示、バックヤードツアーなど、「見る、知る、触れる、水といのち」をテーマに、体験型の水族館として人気を博しています。

平成28年にオープンした国内最大規模の鉄道博物館。本物の蒸気機関車や新幹線が保存展示されており、実際に動く蒸気機関車に体験乗車できる「SLスチーム号」の運転や、実物大の運転台を使ったシミュレータ体験など、お子様から大人まで一日中お楽しみいただけます。旧二条駅舎を使用した資料展示館や、機関車の扇形車庫など歴史的な文化財としても見応えがあります。